'09乗鞍レポート〜出会い編
2009年 09月 01日
今年の『乗鞍』の天気は,あいにくの曇天。
「これぞ乗鞍!」という,北アルプスまで見渡せる本領発揮の天気はおあずけ。
前日は薄曇り,当日は明け方に一時驟雨,帰る頃に晴れ間という天気。
今年はじめて参加された皆さんはぜひ「これぞ乗鞍!」に巡り会うまで
出かけていただきたいと思います。晴れたときはこんな感じですから↓
(ボクが出た中では最高の天気だった2007年の写真)
でも,今年はこうでした↓
ゴールの畳平からの下山時ですが,「ノリクラ教団」の修行の一コマみたい(笑)
でも,こんな天気の乗鞍でも,ゴールの畳平の広場はまるで古代ギリシャのアゴラ。
そう,「市場」「会議場」「討論の場」と,いろんなニュアンスを備えた祝祭的な広場
「αγορα アゴラ」みたいな雰囲気があるんです。
そこでボクもこれまでいろんな人との出会いや再会を経験してきました。
ほら,この人も5年ぶりくらいに再会した方ですが,アゴラな感じでしょ?(笑)
*ボクがロード初心者の頃よく遊んでいただいた大阪のPC松本サイクルの
H中さん。松本さんは若くしてガンで亡くなりましたが,チーム員の皆さんは
今もチームジャージで参加されています。松本さんが懐かしいなあ。
それから,以前ボクがブログで紹介した丹羽隆志さんの『日本ベストサイクリングコース10』の
英訳を手がけたS原さん。
彼は学生時代のバイト仲間なのですが,6年前の『乗鞍』で20年ぶりに再会しました。
今では丹羽さんたちとのツーリングやブルベなど幅広く自転車遊びを楽しまれてます。
今年もこうして彼と畳平で出会える幸せ。
遠く離れていた友だちと,どんどんお互いに年をとるほど「自転車」をきっかけに
また距離が縮まってゆくなんて,面白い縁やなあ。
よぼよぼになっても一緒に走ってるでしょうねえ(笑)
「再会」ばかりではありません。
こちらはボクの新車Lookの輸入元ユーロスポーツの営業のO部さん。
初対面です。
ゴール後,ボクが広場をうろうろしていると声をかけてくださいました。
「あっ,もうコフィディスモデルの595で走っておられるんですね」と。
はじめボクはLookに興味のある一般ライダーだと思っていたのですが,
ボクが買ったサンワサイクルのこともご存じなので,お聞きすると,なんと
輸入を手がけてらっしゃる,まさに御本人。
ボクもサンワサイクルの社長さんから,O部さんのことはいろいろうかがっていたので,
すぐに納得しました。
輸入元の営業さんですが,ボクと同じ年齢別カテゴリーで出走されて,タイムも
ボクより1分速い!こんな営業さんってナイスじゃないですか(笑)
さっそくボクの595を持って写真を撮らせていただたいのですが,
ピュアクライマーな585と比べて「595がまさにプロチームが使うレース機材だ
ということが,自分もレースに出てわかりました」とボクが言うと,とても喜ばれました。
ついでに言うと,595の良さは「疲れた時にこそ一番よくわかる」のです。
今回ボクは中盤の難所で足が攣りましたが,ひとつには前半のオーバーペースが
原因。20.5kmのうちの半分くらいまで,ボクより最終タイムが4分も速い人に
ついていましたから。もちろん,必死のパッチです(笑)
ところが,足が攣って,踏むペダリングやダンシングができなくなった。
回すペダリングを心がけて,足が攣らないように15km地点の第2チェックポイントまで
おさえて走ったのです。
するとあ〜ら不思議。595がその後,そこまでに比べてスイスイ進む(感じ)。
ラスト5kmは乗鞍参加の誰もが「しんどい,難しい」と感じるパートで,実際ボクも
いつもタレてしまうのですが,今まで経験したことがないほど今回は軽く走れました。
もちろん,いったんペースを落として回復待ちしたことはあるのですが,
最後の1kmはダンシング主体で(たぶん)最速ペースで踏み切ることができたほど。
KG595が「選手を疲れさせないから速く行ける」機材だと実感したのでした。
だって,たとえば『ツール・ド・フランス』の山岳系ステージなんて,乗鞍級の山を3つも
4つも越えてゆくわけですから,瞬間的な登坂力だけじゃなくて,長丁場の登りを
こなした上でのスプリントまで視野に入れた設計が,レース機材には求められる
わけです。そんなシビアな要求に応える機材はこうなんだ,というのがよくわかりました。
*琵琶湖畔。近江今津港で。
ありゃ,何だか最後は機材話になってしまいましたね。
明日は同行した仲間たちの「オヤジの遠足」話の予定です。
「これぞ乗鞍!」という,北アルプスまで見渡せる本領発揮の天気はおあずけ。
前日は薄曇り,当日は明け方に一時驟雨,帰る頃に晴れ間という天気。
今年はじめて参加された皆さんはぜひ「これぞ乗鞍!」に巡り会うまで
出かけていただきたいと思います。晴れたときはこんな感じですから↓
(ボクが出た中では最高の天気だった2007年の写真)
でも,今年はこうでした↓
ゴールの畳平からの下山時ですが,「ノリクラ教団」の修行の一コマみたい(笑)
でも,こんな天気の乗鞍でも,ゴールの畳平の広場はまるで古代ギリシャのアゴラ。
そう,「市場」「会議場」「討論の場」と,いろんなニュアンスを備えた祝祭的な広場
「αγορα アゴラ」みたいな雰囲気があるんです。
そこでボクもこれまでいろんな人との出会いや再会を経験してきました。
ほら,この人も5年ぶりくらいに再会した方ですが,アゴラな感じでしょ?(笑)
*ボクがロード初心者の頃よく遊んでいただいた大阪のPC松本サイクルの
H中さん。松本さんは若くしてガンで亡くなりましたが,チーム員の皆さんは
今もチームジャージで参加されています。松本さんが懐かしいなあ。
それから,以前ボクがブログで紹介した丹羽隆志さんの『日本ベストサイクリングコース10』の
英訳を手がけたS原さん。
彼は学生時代のバイト仲間なのですが,6年前の『乗鞍』で20年ぶりに再会しました。
今では丹羽さんたちとのツーリングやブルベなど幅広く自転車遊びを楽しまれてます。
今年もこうして彼と畳平で出会える幸せ。
遠く離れていた友だちと,どんどんお互いに年をとるほど「自転車」をきっかけに
また距離が縮まってゆくなんて,面白い縁やなあ。
よぼよぼになっても一緒に走ってるでしょうねえ(笑)
「再会」ばかりではありません。
こちらはボクの新車Lookの輸入元ユーロスポーツの営業のO部さん。
初対面です。
ゴール後,ボクが広場をうろうろしていると声をかけてくださいました。
「あっ,もうコフィディスモデルの595で走っておられるんですね」と。
はじめボクはLookに興味のある一般ライダーだと思っていたのですが,
ボクが買ったサンワサイクルのこともご存じなので,お聞きすると,なんと
輸入を手がけてらっしゃる,まさに御本人。
ボクもサンワサイクルの社長さんから,O部さんのことはいろいろうかがっていたので,
すぐに納得しました。
輸入元の営業さんですが,ボクと同じ年齢別カテゴリーで出走されて,タイムも
ボクより1分速い!こんな営業さんってナイスじゃないですか(笑)
さっそくボクの595を持って写真を撮らせていただたいのですが,
ピュアクライマーな585と比べて「595がまさにプロチームが使うレース機材だ
ということが,自分もレースに出てわかりました」とボクが言うと,とても喜ばれました。
ついでに言うと,595の良さは「疲れた時にこそ一番よくわかる」のです。
今回ボクは中盤の難所で足が攣りましたが,ひとつには前半のオーバーペースが
原因。20.5kmのうちの半分くらいまで,ボクより最終タイムが4分も速い人に
ついていましたから。もちろん,必死のパッチです(笑)
ところが,足が攣って,踏むペダリングやダンシングができなくなった。
回すペダリングを心がけて,足が攣らないように15km地点の第2チェックポイントまで
おさえて走ったのです。
するとあ〜ら不思議。595がその後,そこまでに比べてスイスイ進む(感じ)。
ラスト5kmは乗鞍参加の誰もが「しんどい,難しい」と感じるパートで,実際ボクも
いつもタレてしまうのですが,今まで経験したことがないほど今回は軽く走れました。
もちろん,いったんペースを落として回復待ちしたことはあるのですが,
最後の1kmはダンシング主体で(たぶん)最速ペースで踏み切ることができたほど。
KG595が「選手を疲れさせないから速く行ける」機材だと実感したのでした。
だって,たとえば『ツール・ド・フランス』の山岳系ステージなんて,乗鞍級の山を3つも
4つも越えてゆくわけですから,瞬間的な登坂力だけじゃなくて,長丁場の登りを
こなした上でのスプリントまで視野に入れた設計が,レース機材には求められる
わけです。そんなシビアな要求に応える機材はこうなんだ,というのがよくわかりました。
*琵琶湖畔。近江今津港で。
ありゃ,何だか最後は機材話になってしまいましたね。
明日は同行した仲間たちの「オヤジの遠足」話の予定です。
鈴鹿でサンワのオヤジさん見ましたよ。
たぶん間違いないと思います。
たぶん間違いないと思います。
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ペダル
at 2009-09-02 09:58
x
Frank*さん,その目撃は正しいです。
毎年鈴鹿だけはチームメンバーと帯同されてますので(出走はされず)。
それもあってボクも乗鞍と別日程なら鈴鹿に行きたいのは山々なんです。
でも,日程が同じなので山々(乗鞍)を選んでしまうのですが。
鈴鹿も楽しそうでうねえ。落車は恐いけど。
毎年鈴鹿だけはチームメンバーと帯同されてますので(出走はされず)。
それもあってボクも乗鞍と別日程なら鈴鹿に行きたいのは山々なんです。
でも,日程が同じなので山々(乗鞍)を選んでしまうのですが。
鈴鹿も楽しそうでうねえ。落車は恐いけど。
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jun.skywalker
at 2009-09-02 10:38
x
乗鞍での出会い、特に山上での出会いや再会は登ってきた人達だけの
共有できる感慨があるだけに嬉しいことでしょうね。
私も乗鞍詣でに8月1、2日と行きましたが天候不順で穂高中腹詣でに・・・(苦笑
来年、景色眺めることが出来れば嬉しいのですが・・・
共有できる感慨があるだけに嬉しいことでしょうね。
私も乗鞍詣でに8月1、2日と行きましたが天候不順で穂高中腹詣でに・・・(苦笑
来年、景色眺めることが出来れば嬉しいのですが・・・
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ペダル
at 2009-09-02 20:13
x
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ペダル
at 2009-09-02 20:14
x
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エフ吉
at 2009-09-03 00:11
x
乗鞍の魅力にはまってしまってます。
レース以外でも行きたいですね。2泊3日くらいで!
視界良好の乗鞍も登ってみたいです。
しかし、ペダルさんはスパイダーマンのようにスイスイ登って行きますね。僕は普段ソロ練習が多いから、出来るだけ仲間うちで練習に行くようにして、少しでもタイムアップしたいと思ってます。
レース以外でも行きたいですね。2泊3日くらいで!
視界良好の乗鞍も登ってみたいです。
しかし、ペダルさんはスパイダーマンのようにスイスイ登って行きますね。僕は普段ソロ練習が多いから、出来るだけ仲間うちで練習に行くようにして、少しでもタイムアップしたいと思ってます。
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ペダル
at 2009-09-03 06:28
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エフ吉さん,乗鞍2泊3日,それ理想です!
いつも仲間と話すのですが,レースの後もう1泊して渋峠や野麦峠まわりを
したいなと。
ボクも練習は9割方ソロです。スプリントとちがってヒルクライムってどうしても
単独練になりがちです。
でも,ベースづくりとして長距離を走ることも大事なので,山岳の長距離練を
また企画しますね。
いつも仲間と話すのですが,レースの後もう1泊して渋峠や野麦峠まわりを
したいなと。
ボクも練習は9割方ソロです。スプリントとちがってヒルクライムってどうしても
単独練になりがちです。
でも,ベースづくりとして長距離を走ることも大事なので,山岳の長距離練を
また企画しますね。
by pedalweb
| 2009-09-01 22:57
| ツーリング/ポタリング
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Comments(8)