Rapha Prestige Kuju 〜レポートpart3 ダンス・ウィズ・ミスタータンノ(1)
2017年 05月 02日
ボクは今回『プレスティージ』のベースとなった小国の町に忘れものをしてきてしまいました。
それはグローブでもなくボトルでもなく,カメラでもなくGPSガジェットでもありません。
コースディレクターとして,ボクが経験した中でも最高のラファライドを演出してくださった,ラファの
アンバサダーでもある丹野篤史さんへの「ブラボー!」の言葉です。
いつもアフターパーティーではいい感じに酔っ払って床に座りこんでビールを飲んでいる丹野さんと
酔っ払いのおしゃべりをしにゆくのに,今回はそれをせずに帰ってきてしまったわけです。
まあ,言ってみれば,せっかく猫オジさんがいるのに,そおっと近づいて行ってニャァニャァと
アタマをすりつけずに帰ってきてしまった。
ホントはチームメンバー全員を丹野さんのところにひっぱって行って,全員でニャァニャァニャァ
「ボクらの『達成』と『調和』をあんなに素晴らしいフィナーレで祝ってくださって,ありがとう!」
と言いたかった。
ありがとうそしてありがとう,タンノさん!
実をいうと,ボクは今回の『ラファ・プレスティージくじゅう』のルートにはそれほど期待はして
いなかった(ごめんなさい)。
いや,もちろん,転んでも(転んだらダメだけど)『プレスティージ』だから,ひとすじ縄では
ゆかないルートだろう,130km台という距離の短さのわりには獲得標高が多いから(3,500m?)
「足にくる道」なんだろう,でも地図を見るかぎり地勢や植生は主に阿蘇をめぐった『小国」と
そうは変わらないだろうなどとは思っていた。
チームの走力への不安もあって,期待よりも警戒の気持ちが強かったというのが正直なところ。
「警戒」の方はボク以上にキャプテンはじめチームメンバーが二重三重の対策を講じてくれていた。
これ見てください。シュンくんが事前につくったコースシートだけど,仕事中にこんな精緻な
シートつくれるなんて,どれだけ有能なんだ(笑)
もちろん,キャプテンもすごい!全ルートをGoogleのストリートビューでチェックし,分岐にある
ランドマークや目印をすべてメモしたマップを作成。ストビューで見えないところは,いくつもの
衛星写真で徹底探査。もう走らなくてもイイんじゃないですか?くらいなクォリティーの事前チェック。
キャプテンのレポートの中のこのくだりなんて,ほとんどスナイパー小説の一節。
残り24km。登って下るだけ。
だけのはずだけど絶対何かある。
CP2で"スキー場までの登りがキクよ"って情報だけど,それだけじゃないでしょうよきっと。
*全文はこちらから。
ポンプさんもすごい!ほぼほぼアート(かな?)
いやあ,ほっこりした(笑)
みんながこれほどリサーチしてくれているのならば,とボクは大船に乗った気分で,ひたすら博多の
ラーメン屋情報リサーチに精を出す。エピックなラーメン屋はどこだ??
そんなわけで,ボクらECCCはこれ以上のぞめないほどの周到な準備で走りだしたのでした。
(たぶん続く)
by pedalweb
| 2017-05-02 20:10
| 自転車系イベント
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