ECCC流しそうめんライド〜宍粟(しそう)で納涼

いま大型台風5号が関西を直撃して通過中。外は大雨(7日22時現在)。どうか災害がありませんように!

雨量の多い紀伊半島はもちろんですが,以前から表六甲ドライブウェイが一部復旧工事で通行止めと
なっている六甲山も心配。もろい花崗岩の地質なのでよく崩れるんですよね。

ボク個人は今日一日の仕事がキャンセルになってしまい,今月の週末のどこかが振替日になるので
少し憂うつ。

ただ,先週休まずにトレーニングライドした疲れが昨日からドッと出ていたので,カラダを休める時間が
とれたのはラッキーでした。

さて,昨日イーズカフェCCのクラブライドで出かけた話です。

台風がもたらした猛烈な暑さの1日でしたが,行き先の兵庫県北部・宍粟(しそう)の山あいは
涼しい風が吹いていて,とても楽しいサイクリングになりました。



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「しそう」という読み方はもとより,姫路を中心とした播州(ばんしゅう)地域以外のひとには
宍粟ってどこ?と場所のイメージすら浮かばないかもしれません。

南北に長い兵庫県(瀬戸内海と日本海の両方に面しています)のちょうど中央の緯度付近で,
岡山や鳥取との県境に接する西の端っこのエリアです。

ボクもこのあたりに足を運ぶようになったのは,ECCCのみんなと走るようになってからのこと。

いやあ,夏は涼しくて車も少ないし,いたるところに水浴びをしたり木陰の峠道を楽しめるルートが
ひろがる,夏ワンパクなサイクリストの天国です(笑)



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*2シーターのカプチーノにロードバイクを積み込んでやってくるシュンくん。ステッカーもいい感じ。



今回のルートをひいてくれたのはチームの若手エースのシュンくん。このあたりを知りくしている
巨匠キタノさんの地図をもとにして,たっぷり一日遊びまわるプランを考えてくれました。

もともとは,前回の『夏マミッレライド』のあとに,ピッツァもいいけど夏はそうめんだねえ!と
話が出て,シュンくんが一度行ってみたかったという戸倉峠近くの「滝流しそうめん」を食べに
行ってみよう!と盛り上がってできた企画。

千葉県人でありながら,なみの播州人よりも播州の道と遊び場所にくわしいシュンくんの豊富な
引き出しと緻密な下見(という名の毎週末の放浪・笑)があってはじめて実現したのでした。



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朝8時に中国道山崎ICを下りてほど近い伊沢の里に集合。

今回はチームメンバーとゲストお二人というこじんまりしたパック。おなじみの顔ぶれと
にこやかにあいさつしたあと国道29号(印幡街道)を北上。

もちろん,国道をそのまま行くのではなくて,いつものごとく揖保川沿いに走るローカルな道や
涼しげな集落のあいだの道を縦横につないで走ります。下見バッチリだなあ(笑)

播州一宮の伊和神社のあたりをすぎると川の名前が「引原川」に変わり,両側の山がせまって山国らしい
景色に。

東にゆけば,峰山高原や雪彦山(せっぴこさん)の山系ですが,今回はそのまま印幡街道を北上。

前日,仕事のあと昼から六甲山に登ったのですが,標高が700mをこえてやっと気温が30℃を切る暑さ。
ボク自身この一週間でかなり暑さ慣れしていたつもりだったのですが,暑さでヘロヘロに。

この日も猛烈な暑さで,往路はずっと登りの国道部分の日陰が少ないので,熱中症をふせぐためにも
どこかでドボン(水浴び)が必須です。

途中の道の駅そばで川に入ろうかと当初は話していたのですが,陰がないのと川の澄みぐあいが
イマイチなので,さらに北上。けれどこれが功を奏しました。



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波賀のエリアに入って,水浴びスポットを探してキョロキョロしながら街道を走り続けていると
西岸の高台の田んぼのあいだに何やら面白そうな姿が。

偶然見つけた(ふりをして)シュンくんが農道を登ってゆくのにみんなで続きます。

何だこれ?(笑)



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付近には「ライスおじさん」という名で見物人のための道案内も立っていたりするのですが,
カカシにしては大きすぎるし,ユルキャラというにしては顔が何かに似ているよねetc.と
みんなでワイワイ言いながらも記念撮影大会。

ところがまもなくこのオジさんを作られた方たちにお茶やお菓子をふるまっていただくことに。
(これも実はシュンくんバッチリの下見の成果?・笑)

田んぼの上の村の集会所の建物の前にたくさん人形がかざってあるのに気がついて,これまたみんなで
ワイワイと写真を撮っていると,中にいらした集落の皆さんから休憩してお茶でもいかが?と
お誘いしていただいたのでした。



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*このタイプの人形は姫路の北の地域のあちこちで目にします。フランスのピレネー山脈の麓でも
 似たような手作り人形を見たことが。世界の農家の方の琴線にふれるのでしょうか?(笑)



ここ(宍粟市飯見)は古くからの米どころらしく,「ライスおじさん」もそのシンボルということのようです。

通るひとに集落のキャラをアピールしつつ,季節ごとにマスコットの衣装を変えたりして
作り手も楽しんでらっしゃるのがいいですね。いやあ,楽しいお茶の時間でした。ごちそうさまです!

次は近くの山の上にある波賀城の城跡にも行ってみたいなあ。冬はけっこう雪が多くて農家の方は
大変みたいですが,ボクには楽しみな行き先がまた増えたのでした。



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さて,地域見学につづいては水浴びもしなければなりません。

ありました!いいスポットが。

ガイドさんの案内で,印幡街道からほど近い場所の木陰いっぱいの清流に。

高原から直接流れてくる水は冷たくてドボンと思いきりつかるにはちょっと寒いくらい。

でも,ボクらのかわりに地元の代表選手がゆったりと泳いでいます。いや,それともお昼寝中?



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おそらく体長1メートルはありそうなオオサンショウオを発見したのでした。

オオサンショウウオは絶滅危惧種の世界最大の両生類だそうですが,夜行性で昼に見ることは珍しいとか。

クラブメンバーの知人でこのあたりの出身の方の言葉によると「やったなぁ!神様に会えたんやなぁ〜」と
いうくらいの出会いだそうです。下見バッチリだなあ(笑)

ボクらが「匂い嗅いだら山椒のにおいがするんやろか?」なんて話しているうちに,すみかに戻って
ゆかれましたが,神様はお昼寝中なのにきっとご迷惑だったでしょうね。

イーズカフェCCでも以前から「お昼寝ライド」やりましょう!という声が出ているのですが,
オオサンショウオのようにゆったり優雅な昼寝をしたいものです(ねっ)。



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楽しい出会いが続いたあとは道の駅でソフトクリーム補給したりしながら,木陰の多い引原のダム湖に
沿った道を北上します。

ほどなくランチの予定の流しそうめんのお店に。

最初はシュンくん所望の戸倉峠に近い「滝流しそうめん」の店に行く計画だったのですが,夏休みの
日曜で待ち時間がかかるおそれがあり,流しそうめん自体も5分くらいで食べ終えてしまうとのことで,
2つ目の候補にしていた『みやなか』へ。こちらは回転式の流しそうめんです。



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アトラクション的には文句なしだけど,味の方はどうなんだろう?と行く前にはボクはあえて期待せず
という気持ちだったのですが,実際は食べてもグ〜!

地元の「揖保乃糸」をつかった麺だけでなく,おツユもいい感じで,薬味との相性もバッチリ。そして
何よりみんなで(けっこうな勢いで)回るそうめんをすくっては食べる楽しさが良いですね!

もちろん一人で行っても美味しいです!(笑)



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*ニジマスの塩焼きやおにぎりもどーぞ!



思いのほかお腹もふくれて,ちょっと眠気もおぼえつつ来た道をひき返します。このあとは斉木口まで
南下してから国道429号に入って千種町の方へと西に進むのですが,途中ちょっと引原ダムを見学。



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*大きめのバッグには水浴び用のサンダルを搭載。サドルにはゴーグルも。準備万端(笑)



429号線から県道520号をたどって登り続ける頃が一番気温も高く,ふだんあまり乗れていない
メンバーにとっては今日一番の難所でしたが,さすがはECCCメンバー,見事にクリア!

今回は距離90kmあまりで獲得標高が1,100m強でしたが,平均気温が32℃だったことを考えると,
みんな健脚です。

ボク自身も重いギアを意識して使って,最近続けていた「踏むトレーニング」の成果を
確認できました(もちろん前日までの疲れもあって,後半かなり足にキテいたました・笑)。



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登りきったところにある千草CCの冷たい湧き水でひといきついてから,いよいよ後半の快走路へ。

以前キタノさんに案内していただいた,南に下る県道154号も宍粟らしいホントにいい道。

あまり走れていないメンバーに暑い中ここまで登ってもらった理由のひとつはこの道の下りの
気持ち良さがあるから。

そしてもちろん気持ちのいいドボンポイントも。



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日も少し傾いてきた時間なので,もう誰も水につかってバチャバチャしませんが,誰からとなく
「ヒグラシの声を聞きながら昼寝したいね」と口にしてしまうのは,何とも言えない気持ちの
良いほっこりした時間だから。



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あぁ夏休みだ(笑)

火照った体もひんやりとしたあとは,中国道まで下って,のんびりと伊沢の里まで帰ったのでした。



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シュンくん,イーズカフェらしい素敵なライドありがとう!

参加の皆さん,また楽しく行きましょう。





by pedalweb | 2017-08-07 22:44 | ツーリング/ポタリング | Comments(0)