シクロ相撲1月場所〜丹生縦走路と義経道
2018年 01月 24日
先週末の土曜はまたまたオペラさんとシクロクロスツーリング。今回は六甲山の北の山域の探検です。
近いうちに『イーズカフェ・サイクリングクラブ』でオフロードツーリングをする予定なのですが,おなじみの
六甲山ばかりというのも芸がないということで,もう少し西や北へルートの掘り起こしに。
先週と同じく,まずは神戸の平野から出発。ここはその昔,神戸港と有馬温泉をつなぐ有馬街道と西国街道の
交差点として栄えていたエリア。いまは「たそがれの下町」とでも呼べる風情があります。山手にあがると
まるで尾道みたいな街路や家並みも。
今回は最初のピーク再度山へは山頂の大龍寺への表参道となっている「大師道」から。
ここはお参りや朝のウォーキングの方も少なくないので,大人数の場合は避けるのですが,この日は人影もまばら。
歩いている人たちと挨拶をかわしながら,のんびり登ります。
狭い道でハイカーに遠慮して担いで歩いていると「乗っていったらエエのに」と声をかけてもらえるのは,
このあたりでいつも走っているローカルのサイクリストたちの常日頃のマナーの良さのたまものなのでしょう。
感謝!
再度山でひと休憩したあとは,森林植物園へ抜けて,北の谷道をくだって神鉄の谷上駅へ。
今回は六甲山の北の丹生山系のトレイル探検がメインの目的なので,サクッと山田の集落まで西進して,
うどんの店『八間蔵』で早めの昼食です。
9時前に平野を出て,ここまでジャスト2時間。ちょうど開店の時間でボクらが一番乗り。
ここはすじ肉のうどんが名物なので,ふたり揃って「すじ香露うどん」の大盛り。食後もそろって
アイスクリーム。ペアツーリング♡♡ですから(笑)
おなかいっぱいになったあとは,いよいよ丹生(にぶ)山系の探検開始。
まずはR428で岩谷峠へ。
丹生縦走路は峠の南東から登ってきて,ピークの手前で南西に折れて縦断してゆくのですが,今回ボクらは西側の
帝釈山(標高586m)から丹生山(514m)までの区間を探検。
そのあとは衝原(つくはら)湖の東端まで下って,義経道(藍那古道)へ入るプラン。
ところで,今回のルートはすっぽりと神戸市北区におさまるのですが,地図を見ると,あらためて神戸市北区って
デカいなあと感心!
よく言われることですが,県外の方が「神戸」と聞いて思いうかべるイメージとはまったちがう,ほとんどが
山と野の自然豊かなエリアです。
ちょうど,京都市で,どこまで行っても右京区なのと似ていますね。山の多さといい人家の少なさといい
良い勝負。サイクリストにはホントにありがたい北区と右京区バンザイ(笑)
さて縦走路ですが,帝釈山の山頂まではけっこう担ぎ区間が多い。しかも,かなり急傾斜のところがあり,
岩谷峠への登りのあと休憩なしにとりつくとヘロヘロ気味です。
乗車できる部分も見通しのきかないシングルトラックばかりなので,自転車で行くときはハイカーや
ランナーに細心の注意が必要。
半時間ほど登りくだりしてようやく山頂へ。ひと息ついてカラダが冷えないうちに丹生山へ向かいます。
この区間も急傾斜のアップダウンと50cm幅のシングルトラックの連続。
展望もほぼないので,クラブツーリングには不向きだなあと思いながら進みます。
丹生山の山頂にある丹生神社に近づくにつれ,植生が変わり,それまでの雑木林とはちがった深く静かな森が
あらわれます。
あとで見たWikipediaによると,神社の周辺だけ原生林が残り,この山系の他の場所は山火事や伐採でもとの姿を
失ったとのこと。なるほど。
境内に入ると,ハイカーのグループが楽しげに談笑しながら休憩中。
そして,ふと見ると境内には土俵があるじゃないですか。これは...
ということで,オペラさんと奉納相撲です。せっかくの参拝ライドなので,神様にご覧になっていただかないと。
ハイカーの方にお願いして記念の写真も撮っていただきました。
いやあ,白熱したいい勝負だったなあ(笑)
神社からの下山は長く荒れた下りです。簡易舗装の車道もあるのですが,本来の石段積みの参道の方が
楽しいだろうと下ってみると荒れ放題。こりゃあダメだ。MTBなら乗れるかもしれませんが,CX車には
手強すぎる道でした。
山田の集落に降りたあとは義経道に入って藍那(あいな)へ抜ける予定だったのですが,ここで道迷い。
以前走ったことがある長坂山経由の古道ではなく,丹生神社からまっすぐ南下するルートを選んだところ,
途中で道が消えてしまう。
あれれ?ネットで見つけた(ちょっと前の)サイスポの記事をたよりに山道をたどれど行き止まり。
しばらくうろうろ探索するのですが,この日はあきらめて帰ったのでした。
また探してみよっと。今回は丹生山系のトレイルの様子がわかって収穫があったし,オペラさんと相撲も
とれたし(笑)
【追 記】
その後,週明けの平日に休みがとれたので,ひとりで義経道の探検に。オペラさんと迷った場所から
藪こぎをした結果,古道はひとつ隣りの谷からアプローチすることが判明。な〜んだ。そっちか。
国土地理院の地図にも山田から古道への入り口は正確に描かれていないので,わかりにくいのですね。
現地の標識を探す方が間違いなかった...
また,このあたりでは有名な古道なのでハイカーもよく通るのですが,モトクロスバイクも多いようで,
わだちが深く刻まれて道が荒れた箇所がいくつもあり,徒歩や自転車で行く場合は注意が必要です。
次は明石方面からの静かな道を探してみようっと。
by pedalweb
| 2018-01-24 17:35
| ツーリング/ポタリング
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