西宮船坂ビエンナーレ 2009
2009年 10月 28日
今日はボクが住む西宮市の北端(ここだけ飛び地ですが)「船坂」の集落で
開かれている『西宮船坂ビエンナーレ2009』に行ってきました。
というか,新聞の地方欄でその開催を知ってはいたものの,すっかり失念。
たまたま今日は自宅仕事デーで,仕事の合間にいつものショートコースに走りに出た。
そしたら,いつも通る船坂の集落の畑に見慣れぬアート作品が置かれていて,
「あっ!」と思い出した,というわけです。
畑の中にアートがある風景。なかなか面白いです。
阪神間にお住まいの珍し物好きの自転車乗りの皆さんも,
阪神間以外の場所にお住まいのアート好きの皆さんも,いかがですか?
ボクは今日は「そのつもりじゃなく」通りかかったので,全部の作品をゆっくり見る
時間はなく,また期間中にデジイチ持って出直します。
それに今日は,ここのところ無理をしていたツケが来て,ものすごい疲労感で
宝塚から船坂までのTTもダメダメタイムだったし。
だったらタイムトライアルすんなっちゅう話ですが(笑)
はあはあと息を切らしながらTTの終点,船坂小学校前の信号にゴールして
しばらく六甲山方向へ登ると,謎のオブジェが見えてくる。
ちょっと宮崎アニメに出てくる地底の生き物みたいでもある。
ぶらさがっているのは全部カマボコ板なんですって(笑)
かと思えば,ビニールハウスの廃墟(?)にオレンジの蚊取り線香の群れ。
「メガメガホン」には「大きな声でさけんでください」って書いてあったり。
でも,すぐそばで集落の方が野菜の手入れをしておられるから,恥ずかしくて
叫べませんがな(笑)
「古民家の再生」っていう作品というかプロジェクトもあったけど,
ビエンナーレ(イタリア語で「2年に1度」)だから,また2年後にも1軒再生するのかな?
たしかに,船坂は宝塚市の「西谷」の集落と並んで,ホントに都市部に近い場所に
茅葺きの民家が残る稀少な場所。こういうアイデアはいっぱい実行して欲しいなあ。
ひとつボクからの感想&リクエストが。
(次に行ったときに,ちゃんと伝えておきたい)
えてして,こういう戸外の空間におかれたアートたちって,「見て感じて下さい」って
呼びかけとともに提示されることが多い。
でも,実は「アートを感じる」には,かなり高度な「背景の理解」が必要だといつも思う。
つまり,アートの作品はあくまでも「目に見える形」にされた,作る人と育てる人と見る人の
関係(つながり)の結晶(上ずみ)だから,会場のど真ん中の(いつも子供たちが育てた
野菜を売っているあたりの)広場に,時間軸の上でのプレゼンテーションもあるとなおいい。
なぜここで開いて,地域の人とアーティストは今どう感じていて,こんな未来を描いてます,
という,メッセージがないと,本来その土地で育ったものじゃないアートは感じられにくいと
思う。
ヨーロッパで生まれた競技自転車に乗る自転車乗りの実感ですが,
『ツール』や『ジロ』の歴史と様子を説明してはじめてロードレーサーが競輪の自転車と
まったく別のカテゴリーの自転車だということが分かってもらえる。
あれと同じでは?
とまあ,小難しいことはおいといて,天気のいい秋の日に宝塚でお弁当でも仕入れて,
船坂にピクニックかサイクリングに行きませんか?(登りはあるけど・笑)
開かれている『西宮船坂ビエンナーレ2009』に行ってきました。
というか,新聞の地方欄でその開催を知ってはいたものの,すっかり失念。
たまたま今日は自宅仕事デーで,仕事の合間にいつものショートコースに走りに出た。
そしたら,いつも通る船坂の集落の畑に見慣れぬアート作品が置かれていて,
「あっ!」と思い出した,というわけです。
畑の中にアートがある風景。なかなか面白いです。
阪神間にお住まいの珍し物好きの自転車乗りの皆さんも,
阪神間以外の場所にお住まいのアート好きの皆さんも,いかがですか?
ボクは今日は「そのつもりじゃなく」通りかかったので,全部の作品をゆっくり見る
時間はなく,また期間中にデジイチ持って出直します。
それに今日は,ここのところ無理をしていたツケが来て,ものすごい疲労感で
宝塚から船坂までのTTもダメダメタイムだったし。
だったらタイムトライアルすんなっちゅう話ですが(笑)
はあはあと息を切らしながらTTの終点,船坂小学校前の信号にゴールして
しばらく六甲山方向へ登ると,謎のオブジェが見えてくる。
ちょっと宮崎アニメに出てくる地底の生き物みたいでもある。
ぶらさがっているのは全部カマボコ板なんですって(笑)
かと思えば,ビニールハウスの廃墟(?)にオレンジの蚊取り線香の群れ。
「メガメガホン」には「大きな声でさけんでください」って書いてあったり。
でも,すぐそばで集落の方が野菜の手入れをしておられるから,恥ずかしくて
叫べませんがな(笑)
「古民家の再生」っていう作品というかプロジェクトもあったけど,
ビエンナーレ(イタリア語で「2年に1度」)だから,また2年後にも1軒再生するのかな?
たしかに,船坂は宝塚市の「西谷」の集落と並んで,ホントに都市部に近い場所に
茅葺きの民家が残る稀少な場所。こういうアイデアはいっぱい実行して欲しいなあ。
ひとつボクからの感想&リクエストが。
(次に行ったときに,ちゃんと伝えておきたい)
えてして,こういう戸外の空間におかれたアートたちって,「見て感じて下さい」って
呼びかけとともに提示されることが多い。
でも,実は「アートを感じる」には,かなり高度な「背景の理解」が必要だといつも思う。
つまり,アートの作品はあくまでも「目に見える形」にされた,作る人と育てる人と見る人の
関係(つながり)の結晶(上ずみ)だから,会場のど真ん中の(いつも子供たちが育てた
野菜を売っているあたりの)広場に,時間軸の上でのプレゼンテーションもあるとなおいい。
なぜここで開いて,地域の人とアーティストは今どう感じていて,こんな未来を描いてます,
という,メッセージがないと,本来その土地で育ったものじゃないアートは感じられにくいと
思う。
ヨーロッパで生まれた競技自転車に乗る自転車乗りの実感ですが,
『ツール』や『ジロ』の歴史と様子を説明してはじめてロードレーサーが競輪の自転車と
まったく別のカテゴリーの自転車だということが分かってもらえる。
あれと同じでは?
とまあ,小難しいことはおいといて,天気のいい秋の日に宝塚でお弁当でも仕入れて,
船坂にピクニックかサイクリングに行きませんか?(登りはあるけど・笑)
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asyuu
at 2009-10-29 00:11
x
西宮船坂ビエンナーレの情報、初見でした。
11月1日の川西市黒川地区での「ひょうご森のまつり2009」はチェックしていたのですが。
神戸でもビエンナーレが開催されていますが,ロードバイク乗りにとっては
船坂の棚田、里山で開かれるビエンナーレが魅力的ですね!
ぜひぜひロードバイクで訪れてみたいと思います、TTは抜きで(笑
11月1日の川西市黒川地区での「ひょうご森のまつり2009」はチェックしていたのですが。
神戸でもビエンナーレが開催されていますが,ロードバイク乗りにとっては
船坂の棚田、里山で開かれるビエンナーレが魅力的ですね!
ぜひぜひロードバイクで訪れてみたいと思います、TTは抜きで(笑
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ペダル
at 2009-10-29 07:05
x
asyuuさん,ぜひいらして下さい。
HPで主催の方の思いを読むと,なるほどなとうなずけます。
里山でアートという結びつきはアカルイミライを予感させますから。
ボクの方は黒川のイベントを知りませんでした。1日だけなんですね。
お天気がもってくれれば是非のぞいてみたいのですが。
HPで主催の方の思いを読むと,なるほどなとうなずけます。
里山でアートという結びつきはアカルイミライを予感させますから。
ボクの方は黒川のイベントを知りませんでした。1日だけなんですね。
お天気がもってくれれば是非のぞいてみたいのですが。
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Hossy
at 2009-10-29 15:35
x
アーティストで、よく「観る人の感性におまかせします。」て言う人いますが、
それって、どうなの?と思いますね。それでいいのかと。
ギャラリーとかだと、たいがい作家本人つかまえて一緒に観ます。
感想&質問攻めしながら。
じゃないと、解らないです。作家も嬉しそうだし。
作品もあるけど、どんな人なのかを知るのが面白い。
あーこんな人もいるんだ〜と変に元気もらったりします。
それって、どうなの?と思いますね。それでいいのかと。
ギャラリーとかだと、たいがい作家本人つかまえて一緒に観ます。
感想&質問攻めしながら。
じゃないと、解らないです。作家も嬉しそうだし。
作品もあるけど、どんな人なのかを知るのが面白い。
あーこんな人もいるんだ〜と変に元気もらったりします。
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ペダル
at 2009-10-30 09:49
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Hossyさん,作家本人つかまえて一緒に観るって素晴らしい!
そっか,そうですよね。知ったかしないで,感想&質問攻めすればいいんですね。
さすがはプロのクリエイターだと感心しました。
今度会ったらHossyさんを質問攻めしますね。て,何について?(笑)
そっか,そうですよね。知ったかしないで,感想&質問攻めすればいいんですね。
さすがはプロのクリエイターだと感心しました。
今度会ったらHossyさんを質問攻めしますね。て,何について?(笑)
by pedalweb
| 2009-10-28 19:36
| 音楽 ,美術,映画,文学,思想
|
Comments(4)