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バルト海を渡って〜ヘルシンキとタリンの旅

いまフィンランドの首都ヘルシンキの朝6時。日本との時差は6時間。日本は台風も去って暑そうですね。

先週木曜日に家を出て16時間の旅路のあとに(パリ経由で行ったので時間がかかりました)こちらに到着。

途中バルト海をはさんだバルト三国のひとつエストニアの首都タリンに渡り一泊観光。きのうまた
ヘルシンキにもどってきて,今日はお昼の便でパリへ移動です。


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*この時期のヘルシンキの日没は夜11時前。日の出は午前3時台。いわゆる「白夜」となって日が沈まない
 のはもっと北のラップランドあたりでのこと。


ヘルシンキは福祉やITなどで先進的だと聞いていた通りの都会で,静かで穏やか。いわゆる北欧デザインの
イメージ通りのヨーロッパ的な洗練と森を感じさせるナチュラル志向がうまく共存しているのを感じます。

かたや片道2時間の船旅でバルト海を渡ると,中世とロシアの支配の影響がまじりあった(30年前までは
ロシアの一部だった小国です)エストニアの首都。


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*タリンの旧市街のはずれ,城壁の見晴し台からの眺め。海までも近い。


どちらの街もグローバル化や西欧化が進んでいて,観光客はたいていの場合英語でことがすみますが,
ふとした場面で,北欧の広大な森と湖の土地やバラライカが聞こえそうなヨーロッパであると同時に
アジア(というかユーラシア)でもあるロシアの残り香が立ち現れることがあります。

はじめての土地への旅が楽しいのは,快適でスムーズでつるっとした表面をなでる観光の時間ではなくて
こうした歴史の奥行きを感じる瞬間ですね。


バルト海を渡って〜ヘルシンキとタリンの旅_e0165831_12352031.jpg


今日はこのあと昼の便でパリへと移動。

新しい美術館をのぞいたり街で気ままに写真を撮ったりして3日間滞在する予定です。

日本は暑さが厳しそうですが,皆さまご自愛を。ではまたパリから。
Commented by shinzo_h at 2015-07-22 00:03
これまた渋い場所を旅されておられますね。
北欧のように緯度が高いところでは、夏と冬の日照時間が大きく違うのでしょうね。
Commented by ペダル at 2015-07-22 15:12 x
shinzo_hさん,まさに渋い旅先となりました。
自転車がからまないのが残念ですが,これまでリピートしていた地中海圏とさまざまにちがう文化は面白いです。
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by pedalweb | 2015-07-20 12:38 | 旅の話 | Comments(2)