2016年『鶴六』レポートpart2

前半のピーク大野山に登ったあと全員元気に次のステージ妙見山にむかう...はずでしたが,思わぬ椿事が。

てっぺんの天文台前で霧の中の集合写真を撮ろうとしていると,'ポンプさん'ことタナカシャチョーから
弱気発言が。

体調不良のため次の妙見山の前でリタイヤ,あるいはそのあとランチタイム後に離脱して帰るかもと。

えーーっ!これまで体調を理由に『鶴六』をDNFしたひとはいませんゾ(たぶん)。

ましてや,先月の過酷な『ラファ・プレスティージ上勝』を完走した強豪お笑い集団「チームポンプ」の
キャプテンがそんな弱気発言するなんて!!

思い起こせば,去年の『鶴六』もポンプキャプテンは自転車整備不良でDNF。今年完走しなければ
『鶴六』の辞書に「3度目」はないかも。まずいなあ。


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*終盤激坂のハニー坂をこえて,小笠峠をゆくポンプさん。もはや「無の境地」?


聞けば,ポンプさんはなんと2日前に某ショップの練習会で300kmを走ってきたんだとか。
それって,50代のオッサンが『鶴六』前にやることじゃないです...(汗)

でも,けっきょく他のメンバーからの強烈な引き止め工作にあって,ポンプさんの帰宅は許されず。
『鶴六』恐るべし(笑)

足が終わってからが本当の『鶴六』だ,足がだるいのは登り足りないからだetc.と訳はわからないものの,
もっともらしい説得に素直に応じるのもポンプさんのポンプさんたるゆえん。いやあ,やっぱり人を率いる
会社のシャチョーさんは器が大きい!(か,どうか知らんけど)





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大野山から下って,杉生から能勢に抜け,コンビニで補給休憩のあとは未舗装の道へ。なぜか栗栖からの
府道4号線の一部が未舗装のまま名月峠の手前まで放置されているのですが,これがいい感じ。
舗装しないで欲しいなあ(笑)

そして野間の大ケヤキの前を通りすぎて,いよいよ次の登りの妙見山へ。

距離5.9km,標高差391m,平均斜度6.6%の登りは大野山ほどのキツさはないものの,うっかり調子に乗って
とばすと,終盤の六甲山系で足は使いものにならなくなるはず。力加減が難しい。ポンプさん,無事に
クリアできるか...

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*登り口でにらみをきかせるコミセール。雑兵の進軍を見守る武将だね,まるで(苦笑)


ボクはコミセールとふたり,ポンプさんをアシストしながらゆったりペースで野間峠,そして妙見山への
参道を登る。

こういうときのマーヴィンは「曳き」が安定していて,頼もしいなあ。


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ボクが好きな自転車乗りのタイプは3つの条件があるのだけれど,彼はそのひとつを確実に満たしている。


*ボクが好きなサイクリスト3つの条件*

1)マナーもふくめて「走り」が美しい。いくらウェアがオシャレで高額バイクに乗っていても,マナー悪く
 「走り」がみっともなければアウト。「汚いデュラより整備された105」という自転車のコンディショニングも
  ふくめて。

2)仲間思いである。ただ親切というだけではなく,集団走行での安全への気くばり,遅れた仲間への適切な
 アシスト,そのつどのライドの目的にあった「走り」のスタイルの選択。そうした周囲への目くばりができる。

3)ちょっと不良である。つまり模範的な優等生ではない。挫折や失敗を経験し,肩書きや地位や富で人を
 判断するバカらしさを知っている。年齢や職業に関わらず,誰彼わけへだてなく「サドルの上での出会い」を
 楽しむ。人生のよろこびは愚かさや悲しみの彩りがあってこそ輝くことを知っている。道迷いも楽しむ。


マーヴィンは確実に2は満たしている。他は...どうかな?(笑)


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ポンプさんも無事妙見山頂に到着して,つかの間の休憩。体が冷えて足が固まらないうちに下山開始。

金石橋へとくだって,川西の市街地へ向かう。

次は謎の登りスポット「川西の壁」へ。


(続く)
by pedalweb | 2016-05-11 23:18 | ロードレース/ヒルクライム | Comments(0)