乗鞍レース遠征part2〜レポート篇

遠征記録〈その2〉は備忘録を兼ねた「遠征ツーリング」の詳細。多少記憶ちがいもあるかもです(汗)

まずは訂正と追記から。

part1でフルレンクスのコースでの開催は「3年ぶり」と書いていましたが,「4年ぶり」ですね。前回は
2012年でしたから。2013年は雨まじりの天気で,ゴールはCP2の位ヶ原山荘でした。

それから,エントリー900人強に対して,完走者は791人。かなりDNSが多かったのは,前日までの
天気予報のせいでしょう。

ということで,「道ゆき」から。

今回はひさしぶりにサイクルセンターサンワつながりのメンバーとの遠征。ダムめぐりのために自転車で
とんでもない距離と標高を走る『ダムダム団』のメンバーでもあるコウさんとおなじみオペラさん改め
ルックさん(長いのでやっぱり「オペラさん」と書きます・笑)。


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おふたりをウチのクルマでピックアップして土曜の朝7時に伊丹市内を出発。中国道→名神→東海
北陸道と快調に走って11時半に飛騨高山に到着。

今回レース遠征でVWゴルフトゥーランをはじめて使いましたが,予想通り自転車の積載能力はバツグン!

マイトゥーランは3列シート7人乗りで,2列目シートはすべて取り外せ,その気になれば3列目も撤去できる
のですが,今回は2列目を2席はずして1席だけ残した状態。

これでロードバイク3台を余裕で内積み可能。大人3人の泊まり荷物に加えて,もしスペアホイールを
1セット追加しても何の苦もなく飲み込んでくれそうです。

前後輪をはずしさえすれば,平積みせずサドルを下にした天地方向で3台を並べて載せられるのは便利。
万一急ブレーキを踏んでも,自転車の前後を進行方向に向けた並列積載なので,縦Gによるリアメカなどの
破損の心配などは皆無。

いやあ,1.4リッターと控えめな排気量ながらツインターボで元気なエンジンや足回りも含めて,バランスの
とれた優秀なトランポです。






高山に着くとさっそく昼食と翌朝の食糧の買い出し。昼食はとろろ飯のお店『茶茶』で。

ちょうど国道沿いにあって大箱店で便利だし,ねばり気のあるとろろめしは登りがガンバレそうで,
ヒルクライマーにはぴったりの良いお店でした(笑)

同行のおふたりは去年もここで食べて,おかわり自由なのでつい食べ過ぎて後がしんどかったようですが,
高山経由で乗鞍に行くときには重宝しそうです。


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高山を出て安房峠道路経由で乗鞍高原に1時間あまりで到着。R158から白骨温泉への林道に入らずに
うっかり前川渡まで下ってしまいましたが,阪神間からだと,高山経由で白骨温泉から乗鞍に入るルートが
いまのところ一番安価で距離も短く速いようです(昼食と休憩込みで約6時間)。

お天気はくもり。そそくさと受付けをすませて宿にもどり足慣らしの準備。


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足慣らしの行き先は白樺峠なのですが,コウさんは登らず宿の近くで散策するとのこと。聞けば,前日
わざわざ仕事を休んで自転車美女ふたりと六甲山に登って「足」を使ったらしい。えっーーっ!(笑)

ということで,オペラさんとふたり霧の中を白樺峠へ。

奈川から登るとけっこうな斜度の峠ですが,乗鞍高原からだと片道10km弱であっけなく着いてしまいます。
しかも霧雨に包まれていて,どこが峠のピークかわからずじまい。下の案内板があるのは,ピークらしき
ところから少し下ったあたり。


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*懐かしい「北摂クライマーズ」ジャージ姿のオペラさん。長袖でも寒かった!


ぐっしょり濡れて,夏のウェアにジャケットだけだと寒さにふるえがくるほど。宿にもどって手早く自転車の
メンテをして温泉に。

遅れて到着したコウさんのお知り合いの「甘噛み大名様」ご一行の3人も合流して,ボリューム満点の
外食をすませて,お笑い満載の民宿トークを楽しみ,10時には消灯したのでした。

この時点で外はしっかり雨。予報でも翌朝は「くもりときどき雨」といった調子で,正直なところレース気分は
ほぼゼロ。まあ,白樺峠まで走ったし,温泉入ったし,いっぱい笑ったし良いっかという気分。


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*スタート地点で。こうやって見ると,いまのボクはデブ男だなあ。ぜんぜんクライマー体型じゃない(恥)
 Photo by マツダさん(ありがとうございます!)


翌朝は4時には起床。雨音はせず,次第に白んでゆく空は雲の向こうにかすかに青い部分がのぞくほど。

これはフルコース走れるね!とみんなで言い合って,すみやかに準備。

下山用の荷物あずけのリミットが6時半。ボクのクラスの出走が7時半なので,あわてる必要はなし。
忘れ物がないようチェック(それでも,あとで下山荷物に携帯修理セットを入れ忘れているのに気づき
いったん宿にもどるの巻)。

荷物をあずけた後,6時半からスタート15分前まで40分ほどじっくりとウォームアップ。いつも通り
ローラーは使わず,近くの坂とアップダウンを利用して,心臓のめざましと速いケイデンスでの筋肉の
感触の確認。うっすらと汗をかいたところでスタート地点へ。

タイム測定がネット方式になって以来,スタートの前方位置どりの必要がなくなったのは良いことです。
でも,のんびり最後尾からスタートしようと集団の列のうしろに行くと,混み合っていて並ぶスペースがない。

と思って迷っていると,オペラさんとコウさんが仲良く少し前に並んでいて,おいでおいでと手招き。
列に入れてもらいます。


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*スタートラインにて。戦闘モードほぼゼロ。やっぱり太い(恥)
 Photo by フルイさん(ありがとうございます!)


50才代を3つにわけた第2グループ(300人近くいます)の先頭から50mほど後ろなので,号砲から
しばらくしてスタートラインを通過。加速して右端からゴボウ抜きで前へ。やっと気分はレースモードに。

2年ぶりの『乗鞍』なので,7km地点のCP1まではオーバーペースにならないよう慎重に。

後方スタートということもあって,グループの中の速い人たち(75分圏内の選手)は先行してしまっており,
目標となる小さなパックが見つからない。序盤からほぼひとり旅。

CP1のタイムは22分。ざっくり計算すると,このペースなら75分以内かもしれないと一瞬甘い期待を
(実際には終盤のタフさを考えるとそうは問屋がおろさないのですが)。

*公式の発表ではCP1は7km地点ですが,ボクのSTRAVAログでは6.5km,標高差340m。

ニューバイクの特性をできるだけ活かすべく,ブラケットをにぎって体幹を固定し,踏まずにスムーズな
回転のシッティングを心がける。

斜度が10パーセントをこえるとダンシングに切り替る。

Look695は左右に振ってもリズムがとりにくいので,なるべく立ったままケイデンスを上げて,トルクよりも
回転重視のダンシングでスピードを維持。ボク自身いまは体重が重いので,きつい斜度のセクションでは
非力な筋力のシッティングでねばるよりもダンシングでぐいぐい行く方がラクな感じ。


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*森林限界をこえてからのつづら折れ。誰かが「龍の道」と呼んでいたけれど,うまいこと言うなあ。


15km地点のCP2のタイムは57分。80分以内にゴールするには,残り5.5kmを1kmあたり4分
以内で走らないとダメ。そんなにこだわらずに後は景色を楽しんでゆっくり行こう!という自分の中の
「怠惰の悪魔」のささやきをふり払って,1kmごとの表示だけを心の支えに無心で進む。

*CP2も公式と異なり,STRAVAでは14.4kmとなっています。CP1との標高差は540m。

序盤からの回転重視の走り方は間違っていないようで,CP2を過ぎてもとくにタレた感じはなく,
コンスタントなペースを刻んでゆく。

ただ,やはり体重が重いのと(自分比でベスト時より3kgほどおデブ)練習での登坂量が足りないせいで,
森林限界をこえてから失速気味。

同年代の選手にはほぼ抜かれることなく,,霧が晴れて(雲の中を通過した!)山頂も姿をあらわした
稜線の道を進む。

競い合う相手がいなかったため,ラスト1kmはダンシングを多用して,自分を追い込むことだけに集中。

ゴールして手元のガーミンを見ると,86分台で少し凹む。

でも,これはカンチガイで,スタート時にすでに計測開始から5分以上経っていたのを忘れていたのでした。
下山してから81分台だと知って,ちょっと気をとりなおしましたが...

*公式情報では,20.5km地点のゴールの標高は2720mですが,STRAVAでは19.3km,2639mと
 なっています。この公式の「盛ってる情報」はずっと変わりませんね(笑)なお,CP2との標高差は300m。


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*荷物を受けとったあと,警備の方にお願いして少しだけスカイライン側に入ったところで写真を撮らせて
 もらいました。ああ,あの向こうに下りたい!(笑)


荷物預かりのバスに向かう途中にテレビクルーに取材を受けましたが,あれはもしかするとNHKの
『チャリダー☆』かな?あとで記念撮影のようなことを行っていたので,乗鞍特集用の取材だったかも
しれません。

いろんな人に取材していましたが,もし使われるなら,少しでもスリムに映っていて欲しいゾ(笑)


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下山後は知り合いに優勝者もいなさそうなので,お土産を買って撤収。今度は白骨温泉経由で帰りました。

いやあ,運転の上手な同行者がふたりもいると,往復のドライブがラクチン!コウさん,オペラさん,ありがとう
ございました!

このあと,〈part3〉として「課題と見通し篇」も(書けたら)書こうと思います(笑)
by pedalweb | 2016-09-01 08:32 | ロードレース/ヒルクライム | Comments(0)