ラダヴィストでSSCXなクラブライド

この週末も秋らしい天気で,自転車日和が続きましたね。2日ともたっぷり遊んできました(笑)

まずは土曜日のレポートから。

『イーズカフェ・サイクリングクラブ』のメンバー3人で姫路の北の福崎から加西方面へ,未舗装路メインの
シクロクロスライドです。

面白いのは,メンバー3人の自転車は広い意味では「シクロクロス車」なんですが,こまかく言うと,かなりちがう
方向の車種だったこと。

とくにキャプテン,シカイさんの自転車はちょっと変わりダネで,変速機のない「SSCX(シングルスピード・
シクロクロス)」。

メーカーはアメリカのAll-City Cycles。機種はNature Boy。日本ではBMXやシクロクロスで活躍中の
コッシーさんがサポートライダーになってるやつですね。

事前にキャプテン自身が引いたルートを見ると,そこそこ登りもあって,ギアはシングルで大丈夫?
とちょっと心配しながら集合地へ。


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*オシャレなジャージのお披露目も兼ねたサイクリング。The Radavistのジャージはキャプテンに
 よくお似合い。


ルートは福崎発で,笠形林道の南工区を登って深山の山麓から釜坂峠へ。

釜坂から若井町へくだって,ふたたび深山のふもとの山林の中のジープロードをたどって奥池のほとりへ。

そのあといったん南下して,中国道の南の里山のはずれのちょっと荒れたシングルトラックへ。

いや,あれはシングルトラックというよりちょっとしたケモノ道。猪用のワナが何箇所かありました。

かんじんのシングルスピード氏の「走り」はというと...






驚いたことに,リアのギアが一枚しかないのに,斜度が10パーセントくらいまでなら誰よりも速い!

もちろん,ほとんど毎日コンスタントに走りこんでいるキャプテンの脚力のせいでもあるのですが,あきらかに
リアに10枚のギアをつけているボクの自転車(リドレーX-Fire)と登りでもまったく走りに遜色がない。


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*わりと舗装区間が多い笠形林道の中でも南工区は未舗装メインのジープロード。登りのトラクションの
 コントロール,下りのライン取りの練習にうってつけ。景色はそこそこまずまずですが(笑)


さすがに舗装路の下りでスピードが出る場面では,キャプテンいわく,カンチブレーキの効きが十分とは
いえずコワい,とのこと。

ちなみにブレーキはカッコいいポール製のですが,これは構造的にカンチだとどうしても「よれる」ことが
避けられないので,どのメーカーでも同じでしょうね。


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その点,もうひとりのメンバー,キタノさんのコルナゴCXはディスクブレーキ(メカニカル)装備で制動力は
バッチリ!キタノさんいわく,長い下りでもぜんぜん手が痛くならない,のだとか。

ボクのリドレーは,ふたりの自転車の中間くらいの効きのミニVブレーキ(TRP製)。


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これはこれで,カンチよりよく効き,ディスクより軽いというメリットはあるものの,ロードレーサー標準の
キャリパー式のブレーキにくらべると,リムとブレーキシューの間のクリアランスが極端に狭く,そのぶん
調整が難しく,泥や雪づまりに弱いという弱点も。


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実をいうと,今回のライドで少しシカイさんのSSCXに乗らせてもらって,「変速できない自転車」への
ボクの見方は大きくくつがえったのでした。

もちろん,これまでにもシクロクロッサーの友人知人のシングルスピード愛好家たちから,変速機がないが
ゆえの「(ドライブ系の)ダイレクト感」「ペダリングに集中できるキモチ良さ」etc.といった,美点を聞きは
していたのですが,実際に乗ってみて,びっくり!

言いかえれば,変速機が付いてるって,いかにパワーロスを生んでいるのかはじめて実感したわけです。


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リアの変速機がないぶんだけ踏んだ力がそのまま推進力に変わるって,こんなに効率が良いのか!と
ホントに驚きです。感覚的には「ひと踏みで倍進む感じ」。

このパワーロスフリーな感じと,クランクからチェーンまわりの独特のダイレクト感,そして手元での
変速操作の必要がなくブレーキングだけの集中できるシンプルさ。

これはいいなあ!スティールのフレームのしなやかさとあいまって,ホントにペダリングが楽しい。
これこそ自転車本来のプリミティブな楽しさって感じがします。


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ボクの遊びの用途を考えると,少し軽いスティールのフレームに,ディスクブレーキを付けたSSCXなんて
理想的かも(ディスクブレーキでSSCXのシンプルな美しさが損なわれるのは残念だけど)。

とまあ,今回は姫路北部の里山ルートの美しさとともに,SSCXの楽しさという大きな発見があったのでした。

ボクの場合「次の自転車」を考えるとしたら,MTBよりこっちだね,たぶん。


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今回のルートは距離35km,獲得標高650mほどのショートループで,実走2時間半ほどでしたが,
なかなか面白かったので,次はオープンイベントにしようかという話が出ています。

あとは美味しいランチスポットや,途中でコーヒーをわかして飲んだりetc.を楽しみたいなあ。

町からすぐ近くでバリエーションにとんだ道があって,里山や林道の景色も楽しめるファンなイベントに
なりそう。

『イーズカフェ』のCXでツーリング,告知をお待ちください!
by pedalweb | 2016-10-17 21:06 | シクロクロス | Comments(0)