4月の終わりの夕暮れ前に,六甲山の山道で

きのうの朝,起きて窓の外を見ると,雨がすっきりと雲を洗い流した空を背にしたみずみずしい山の緑が。

ああ,こんな日に自転車で山を走らないないんて...

自転車好きなら誰もが抱くそんな気持ちで仕事に出かけて,仕事中もずっとそわそわ(笑)

で,無理やり仕事を早く切り上げて,大急ぎで帰って,MTBにまたがって裏山に出かけたのですね。

目指すは東おたふく山。ボクのウチから距離8km,標高差650mほどで登山できる六甲山の前山です。

マウンテンバイクで斜度10〜15%の道を延々と登り続けなければならないうえに,最後は自転車をかついで
汗をかきつつエッチラオッチラ登山道を登るのですが,登った場所には極上の草原の景色が。



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今月のはじめに登ったときにくらべて,ぐんと緑のボリュームが増えています。

そして,平日の夕方とあって,途中ですれ違った帰路につくハイカーの姿こそあるものの,
山の稜線にはひとっ子ひとり姿がありません。草原をひとりじめ。

風雪をしのいできたユニークな姿の木々を背景に写真を撮って遊びます。

遠くには大阪の街並みが...



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六甲山の最高峰まではあと300mほど登らなければならない高度帯なのですが,六甲山の魅力は
人工的になりすぎた山頂付近じゃなく,このあたり(標高300〜600mの中腹)にある気がします。

その天国にわが家の玄関を出て1時間あまりでたどりつける贅沢...

いやあ,仕事をうっちゃって登ってきてよかった(笑)



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下山は雨ケ峠から西の谷道へ降りて,住吉道へ。

かつては阪神間から有馬温泉への一大レジャールート(江戸期から大正期にかけてのことですが)
だった「住吉道」を乗ったり降りたりかついだりして下って行くのも楽しいことです。

百年,二百年前の関西人が,わざわざこんな急峻な山道をこえて有馬温泉につかりに出かけていたとは。
その酔狂な情熱を考えるだけでも,この下山は歴史的な微笑を誘います。

耳をすませば,1日前に降った雨が谷を下り,瀬を集め,ときにはゴウゴウと音を立てています。

ところどころ小川のようになった山道の脇には,小さな泉があって,カエルたちがキモチイイネと
歌っています。



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もしボクが16才で,はじめてのデートにのぞめるなら,ポットに紅茶を入れて,不器用だけど一生懸命に
つくったサンドイッチをバックパックにつめて,今日自転車で走った道を,ガールフレンドとおしゃべり
しながら,歩きたいと思います。

ふと気づいたら,指と指をからめて...

ああ,ボクがもし16才だったら。




by pedalweb | 2018-04-27 22:12 | MTBライド | Comments(0)