丹後半島めぐり 〜フレンチレッスンライド6

大阪を襲ったけさの地震にはビックリでした。交通網をはじめ影響が残りそうです。余震にも気をつけなくては。

ボクは阪神大震災で住んでいたマンションが半壊した経験があるのですが,東日本大震災や九州での地震を
見聞きしているにもかかわらず,そろそろ地震の恐怖を忘れてかけていた矢先でした。

今回発生直後は,亡くなった方も出たほどの被害になるとは思わなかったのですが(震源から20kmほどの
わが家はいくつか食器が割れた程度の小さな被害),一度起きてしまうと取り返しがつかず,人間の非力さを
痛感するのが大地震。

ぜひ原発の全廃も含めて,本当に地震に強い社会的なインフラをつくりあげて欲しいものです。


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ブログの方は忙しさにかまけて更新できないでいましたが,何とか週末には時間をつくって自転車には乗って
いる状態です。ひとりカメラを背負って六甲山をうろついたり,クラブライドでなごやかに走ったり...。

時系列通りにゆかないものの,まずはこの週末のお出かけライドの記事から。

いつもは京都発でお昼すぎまでで終えていた「フレンチレッスンライド」のメンバーで京都の最北端,丹後半島に
行ってきました。

あいにく京美人のマーシーさんはお仕事で不参加。でも新たにご一緒できることになったヤスさんを加えて,
ザヴィさん,ヤスさん,ボクの3人で出発。ヤスさんはザヴィさんと同じマンションの方で偶然駅前で話したのが
走るきっかけという楽しい出会いです。


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*丹後半島らしいのびやかな海岸線のルート。車も少なく,いつ走ってもホントに快適です。Photo by ザヴィさん。



ザヴィさんはお子さんがまだ小さいため,これまで終日ライドには出かけられないできました。でも,京都の
フランス人学校が夏の休暇に入り(なんと6〜8月の3ヶ月がお休み。長い!),この週末母娘は「ガールズデー」で
お出かけ。パパは丸一日遊べることに。これはチャンスとばかり,終日「ボーイズデー」のライドに(笑)

せっかくの終日オフなので,ボクが前から温めていた企画「丹後半島めぐり」に。

京都市内から起点となる天橋立まで片道100km。高速道でのアクセスも良く,1時間半で,風光明媚で走りやすい
自転車天国です。

くわえて,知恩寺をはじめとする天橋立の参道や散歩道の雰囲気や伊根などの半島の漁村に色濃く残る伝統の
豊かさをザヴィさんに味わってもらいたかったのですね。

出発前に見どころ・昼食どころ・帰宅時間(ヤスさんちもお子さんが小さく早めの帰宅が望ましいので)・
混雑度をあれこれ考え,今回は天橋立起点で反時計まわりのルートをチョイス。

天橋立駅近くのパーキングを9時に出発して,まずは参道から松並木の続く散歩道へ。



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対岸の宮津の町で3kmほどのこの天然の「橋」の道は自転車で行くのにピッタリ。時間がたっぷりあれば
美しい砂浜に出てぼんやり海と空を見るだけでも気持ちがいい場所です。

途中の車中でいろいろおしゃべりしたのに続き,ここでも3人でトーク&ライド。

ヤスさんとお話しするのはこの日が初めてだけど,パプアニューギニアで2年間海外青年協力隊の経験を
されるなど,とてもユニークな方。ザヴィさんとの3人の会話も英語ですが,とてもスムーズ。



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*宮津から伊根の集落まではすぐ。Photo by ザヴィさん。



宮津から伊根までは15kmほどしかなく,海岸線の道路は快適なので,急げば30分ほどで着いてしまいます。
でも,伊根で11時開店のお店でランチの予定なので,のんびり走って,伊根でも小一時間散策の予定。

どこか内部を見学できる舟屋があればなあとアバウトな計画です。

まずは町に入って向井酒造を見学。



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女性の杜氏さんで有名な酒蔵で,以前にも仲間とのツーリング途中に立ち寄ったことがあるのですが,今回は
思いがけず長居させていただくことに。

お店に古代米で作った日本酒のフレーバーが売りのジェラートがあるのを見て,まずは3人分いただきます。

お店の女性(杜氏さんと共に働くスタッフの方で元同級生だとか)にあれこれ蔵のことをお聞きしてから
店の前に腰かけてジェラートタイム。



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すると先ほどの女性から,お店の海側のスペースから対岸の舟屋がよく見えますよと「特等席」へのご案内。

一升瓶を積んだ箱が並ぶ先にはイカダのような休憩席が。日曜だからか,お店の男性スタッフものんびり
釣り糸を垂れて休憩されています。

あっ,これはイイね!

さっそく海をのぞき込んだり対岸の写真を撮ったり,明るい伊根の湾の景色を満喫できる本当の特等席です。



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途中から先ほどの女性もくわわって,あれこれ伊根の町の話をうかがいます。

観光客が増え,少しずつ変わりつつある町の様子,インバウンドのツーリスト(台湾からの方が多いとか),
他の地方からの移住希望者の増加(漁師希望の方,「田舎暮らしをしたい」と都会から来る方etc.)。

この小さな海沿いの町がいまでは広い世界とつながっているんだと実感するお話ばかり。

外海が荒れても波静かなこの湾に,良くも悪くも情報が地方を変えてゆく時代の波が押し寄せているのですね。

気がつけば1時間ほども気持ちの良い風の中でおしゃべりしていました。そろそろお昼を食べに行かなくては。

今回行かなかったグルメスポットなどのお話も聞けたので,また年内にこの湾に来たいものです。

できれば泊まってお酒もいただいて,太陽の動きとともに色を変える海を眺めてすごしたいなあ。



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さて,お昼は少し移動して,町の高台にある『道の駅・舟屋の里伊根』の食堂に。

サイクリングでは定番の昼食どころですが,実は今回は二番手の選択肢。タイムスケジュールや雰囲気などから
筆頭候補はもう少し先の『漁港めし』でした。

でも間際になってからの予約では時すでに遅し。予約でいっぱい。どうやらモーターバイカーのメッカになって
いるらしく,早い予約が必要な様子。なかなか丹後半島での昼食選びは悩ましい。

伊根なら,道の駅の2階の食堂よりも階下の『油屋』の方が評判が良さそうですが,今回は開店時間の早いお店を
選ぶ必要があって階上の食堂へ。

*京阪神から丹後半島に日帰りで出かける場合,「時計まわり」で走る方がダイナミックな海岸線の景観をより
 楽しめるのですが,かなり早朝に出発しないと,伊根での昼食が混みあう前にたどり着けません。起点を
 天橋立にするか間人(たいざ)あたりにするか,お昼をどこでとるのか,まだ「ベストな解」が見つかっていません。
 求む!見て・食べて・走っての3拍子そろったプラン!(笑)



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帰宅時間のことを考えて,伊根からは海岸線ではなく少し内陸のR178を通って経ケ岬へ。

と,ここでヤスさんが本領発揮。先頭に出てグングン引はじめます。思わず緩斜面の登りでちぎれるボクと
ザヴィさん。

走り出した時に,体つきから「走れそうな人だなあ」とは思ったのですが,ゆったりしたペダリングから
強力なトルクで平地も登りもみるみるうちに加速してゆく様子は完全にセミプロレーサー。

たずねてみると,学生時代はカヌー部で練習に明け暮れていましたというお返事。

なるほど!ボートやカヌーってすごく体幹が鍛えられる。その強力なトルクはカヌーの賜物なんですね!

実は自転車って,思われている以上に「上半身」の強さで進む乗り物。脚が生み出す力を自転車に効率良く
伝えられるのは,上半身の体幹の強さがあってこそ。しっかり自転車を抑えこんで,ダイレクトに力を伝えられる
「幹」の発達に左右されるます。

などと考えながら,海岸線を疾走するヤスさんについてゆくだけで必死のパッチ。ザヴィさんもダンシングで
何度も食い下がろうとするものの,次第にちぎれる場面が多くなってゆく...

もちろんヤスさんにとってはお散歩ペースでしょう(苦笑)



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なんとか間人の『道の駅てんきてんき丹後』にたどり着いて,ザヴィさんとボクはホッとひと息。

コーラをゴクゴク飲んで休憩していると,前の広場にとめられた20台近くのロードバイクの持ち主おひとりが
こちらを見て挨拶。

あれ?RCC(ラファ・サイクリングクラブ)のジャージだ。あれ?あれ?

なんとそれは自転仲間たちのグループなのでした。しかも,ボクも誘っていただいていた『ロンゲストデイ』と
銘打った,日の出から日没まで300km?を踏破するという剛脚ライドイベント。

まだ食堂でお昼ごはん中の仲間にも挨拶して,まだ先の長い道のりをゆく彼らを見送ったのでした。

いやあ,ようやるわ(笑)



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*間人から天橋立までの終盤の道のりを前に立岩のところで写真休憩。



ヤスさんの強力な引きのおかげで,予定時間よりも30分のゲインで間人に着いてはいたのですが,予想以上に
上がった気温と(路面温度は30℃強)ボクとザヴィさんの疲れ具合を考慮して,琴引浜への寄り道はカット。

鳴き砂と浜の隅っこに湧く天然の温泉はとても素朴。それに近くには牧場が営む美味しいジェラート屋さんが
あるのですが,それはまた次の機会に。

途中コンビニでのワンストップをはさんで,淡々とゴール地点へと向かったのでした。



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なお,京丹後鉄道の京丹後大宮駅のあたりからr651で宮津湾へと抜ける大内峠は思いのほか良い峠でした。

次に天橋立発で「時計まわり」のルートで走るときは,大内峠から内陸部の山ルートに入り,碇高原を
経て経ケ岬へ下りるのも良さそうだなあ。登りは増えるけど(汗)

輪行で天橋立まで行き,ゆっくり山道と海岸線を楽しんでから伊根で泊まりなんて最高です。

秋にデジイチ持ってソロツーリングしようかな(笑)



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*Photo by ザヴィさん。



いつ来ても美しい景色の中に新しい時代も感じられて,とても良いライドでした。






















Commented by リキ at 2018-06-19 21:33 x
ペダルさん,こんばんは。

先月,丹後半島を走ったばかりなので,楽しく読ませていただきました。すぐにでもまた行きたくなってしまったくらいです。
橋立の中の道や,峠道も楽しそうです。伊根の店からの眺めは最高ですね。
一泊で行ったら,朝夕の時間帯も楽しめて最高だろうなあ。
Commented by ペダル at 2018-06-21 23:01 x
リキさん,どーもです。

先月丹後半島行かれたんですね。ボクもこれまで何度か行っていますが,いつも新しい発見のあるエリアです。今年こそはどこかでご一緒したいですねえ!
by pedalweb | 2018-06-18 21:18 | ツーリング/ポタリング | Comments(2)