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砥峰高原ライド&ハイク

今週があけたあたりから冷え込みがキツくなって,いよいよ冬のお出ましって感じですね。この冬は寒くなるんだとか。

紅葉もピークをすぎて,木々も冬支度に入ってきています。SNSの紅葉の写真も先週末が一番多かったかな?

今年のボクの代表的な紅葉狩りライドは?というと,先々週末の砥峰高原へのライド。

あれ?砥峰高原ってススキで有名じゃないの?と,あそこをご存知の方なら思われるかもしれませんが,実はマイカーで
訪れる東側から(播但線の寺前駅側)のアプローチではなくて,西側の宍粟市の山崎側から登ると,福知渓谷で紅葉が楽しめます。

福知渓谷側の登りはところどころ15パーセントをこえる激坂だけれど,途中からほぼ一車線なので,あまりクルマが通らない。
ボクらが行った日もクルマよりロードバイクやモーターバイクの方が多かった。



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ちょうど2年前にモエちゃんと一緒に行ったのがはじめてだったのですが,そのときは11月末ですでに紅葉シーズンは
終わっていて,高原のススキも少し元気がない感じに。その記憶があったので,今回は11月の中旬の訪問。

声をかけたメンバーは,いつも遊んでいただいている阪神間の顔ぶれの他にイーズカフェCCのメンバーや今年の夏まで
ベトナムに単身赴任されていた福知山のノブさんをふくめて総勢9名。わいわいにぎわやかに出かけたのでした。



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*Photo by ゴロウさん



朝9時半に山崎ICの少し北の「せせらぎ公園」からスタート。

R29と並行する県道や脇道をつないで伊和神社まで。途中で与位の洞門もくぐります。

おだやかでのどかな播州らしい揖保川沿いの道を走ると,イーズカフェのみんなと走ったあれこれのライドを思い出します。

夏にドボンしに行った渓流でオオサンショウウオを見たりしたのが懐かしいなあ。

何度か前を通るだけだった伊和神社は「播州一宮」と呼ばれるだけあって,とても風格のある静かな良い神社ですが,
広大な境内を車道が通っているので,そこを抜けて向かいにある道の駅へとまわります。



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*Photo by ゴロウさん



境内の木が大きく,本殿をはじめとする建物が簡素で清潔で,とても好ましいたたずまい。

ボクはあまりスピリチャルな信仰心を持たず,むしろ政治的に右傾化しがちな日本の国家神道の体制には批判的な目を
向けていますが,こうした土地に根づいた本来の神社の様子は大好きです。

また機会があれば,ここもじっくり見学する宍粟エリアのサイクリングをしたいなあ。



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*Photo by ゴロウさん



さて,道の駅での短い休憩のあとは,R29から離れて,r6(養父宍粟線)を北東に進みます。このあたりまでくると,
揖保川も川幅は広いものの河原に大きな石が目立ってきて,上流が近い!という雰囲気になってくる。

そして5kmほど行ったところで揖保川に別れを告げて福知渓谷へ。道はゆったりと高原へと登る区間に。



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道沿いにある「文殊の水」のあたりまで道路から見える山の斜面はずっと整然とした杉の木立ちばかりなので,
吊り橋とキャンプ場のある渓谷の入り口で視界に入る紅葉の鮮やかさがよけいに際立つのですね。これはなかなか
たくみな自然の演出です。



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*Photo by ノブさん



渓流に沿った紅葉を背に集合写真を撮ろうとみんなで自転車を並べていると,ドライブで立ち寄ったご夫婦の女性に
「皆さんの写真を撮りましょうか?」とわざわざ声をかけていただきます。

ありがとうございます!お願いします,とボクのαIIIを手渡すのですが,どうやらこうしたカメラの扱いも慣れて
らっしゃる様子。服装もハイカースタイルで,きっとアクティブなご夫婦なのでしょう。これがその一枚↓ 感謝!



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しばらく吊り橋を渡ったり思い思いに写真を撮ったりして渓谷の紅葉を楽しんだあとは,いよいよ激坂の登り区間に。

2年前に登ったときの記憶よりも坂をキツく感じたのですが,他のメンバーもみんな予想以上の斜度の厳しさに驚いて
いる様子。モエちゃんいわく「初心者でここを登ったワタシをほめてあげたい」。あははは,たしかにガンバってた(笑)



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ところで,この日はひさしぶりに一緒に走ったノブさんが,みんなの後ろを少し離れて走ることが多く,健脚のはずの
彼なのにどうしたんだろ?体調が悪い?初対面のみんなに遠慮している?と,ボクはちょっと心配しながら走っていた
のですが,どうやら撮影するためのポジション取りだったようです。

それに,ベトナムでの自転車仲間に初心者が多く,万一のトラブル時に対処しやすいよう後方待機するのが習慣になって
いたんだとか。さすが〜,やっぱり優しいノブさんだなあ。帰国するまでに,彼を慕うベトナム人の友人がたくさんできて
いたのは,やはり彼のそんな人柄ゆえでしょう。わかるなあ。

そのノブさんがこの日使っていたのは360°撮影の面白い動画カメラ。長い自撮り棒の先につけたカメラを,まるで
遠足の引率の先生みたいに高く掲げて撮影されていたのですが,あとで撮った動画を見せてもらうまでどんな絵になる
のか,予想がつきませんでした。

1mあまりの自撮り棒が消えて,まるで低空で飛ぶドローンでの撮影のようになるのですね。おもしろい!
今回ボクが撮った動画に組み込んで編集しているのですが,うまく使えば,ドローンなしで躍動感のある「飛行写真」が
撮れるので,動画の可能性がずいぶん広がりそうです。

*2分ほどの長めの動画はこちら→Vimeo『20211114 砥峰高原ライド&ハイク』

*1分弱の短いバージョンはこちら→Instagram


12時すぎに砥峰高原に到着。あいにく薄曇りの天気で,まだ陽光に照らされてススキが黄金色に輝くあの光景には
なっていません。

靴を履きかえてみんなでショートハイキングに。

砥峰高原は何度も来ている他のメンバーも,ほとんどの人がここでのハイキングの経験はなかったらしく,進むにつれて
思いのほか登りがキツくて本格的なトレイルになのに驚いている様子。



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そして,ふだんからトレランをやっているゴロウさん&ユキさん夫妻の軽快な足どりにくらべて,他のサイクリストたちは
ちょっと勝手がちがう,しんどいやん!と言いたげな足どり(笑)



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見晴らしのいい場所に腰かけてみんなでランチ。まだ太陽がしっかりとはでてこないので,少し肌寒い。ここは火気厳禁
だから,ポットに温かい飲み物を入れてくればよかったなあ。

氷河期にできた地形の中を一周3kmほど歩くのですが,こうしてたまにはサドルから降りて,おしゃべりしながらの
ハイキングというのもなかなか良いのです。

さいわい,ぐるっとまわってハイキングを終える頃には空に太陽がもどって,いかにも砥峰高原らしい光景が。
やっぱりこの景色が「砥峰高原の秋」って感じだなあ。



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そして,ハイキングのあとには驚きのデザート。

なんとキッチンカーが3台でている中にジェラートを売っているお店があって,その中の一品が「コオロギ」を
素材にしたもの。乾燥したコオロギから作ったパウダーを入れたジェラートにあの姿のトッピングも(汗)

*下に写真を載せています↓ 虫がダメな方は【閲覧注意】!




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実は,メンバーのおひとりが少し前にここを訪れた際にモノ珍しさで試してみたらけっこうおいしかったんだとか。

じゃあ,ボクも試してみようということに。この先地球上の食糧難が深刻になったときには昆虫食が主流になる
可能性もあるかもしれないじゃん(笑)

食べてみると,トッピングのコオロギも「うめえ〜コオロギ!」という感じではなくて,特別なフレーバーはなし。
知らずに食べたら何かのシリアルのような食感で食べてしまいそう。

まあこれもまさしく「秋の味覚」だしね!

他のメンバーはみんなコーヒーなど温かいものでホッとひといき。ボクだけコオロギパワーでそのあとの
アップダウンも元気増し増しで,びゅ〜んと高原から下って帰ったのでした。



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*Photo by ノブさん



ひさしぶりに走った播州はやっぱりとてもイイところです。

その前に行ったハチ高原あたりと砥峰高原にかけてのエリアをつないで,但馬から播州へと走るルートもいろいろ面白そう。
来春はこのあたりでサイクリングを企画してみようかなあ。

またみんなを誘って出かけてたいと思います。




Commented by Emi at 2021-11-27 21:43 x
わー!待っていました!
すばらしい光景・・・・。紅葉もススキも見事ですね!
そんなに斜度がキツイとは。わたし、何かいいセンサーがあるみたいでなぜかうまく?キツイライドは行けてません(笑)。
でも景色が最高なので次回は是非行きたいです。いやー、それにしてもススキの写真がまるで雪の山のようで、声がでました^^。
Commented by ペダル at 2021-11-27 22:43 x
エミさん,コメントありがとうございます!

大丈夫,エミさんならあの道も登れますよ。

ここにオットさんと一緒にご案内するのは少し時間がかかりそうですが,来年の若葉の頃に播州をみんなで楽しむライドを企画しようと思います。乞うご期待!
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by pedalweb | 2021-11-27 11:05 | ツーリング/ポタリング | Comments(2)