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百井峠まわりの大原お食べライド part2 〜フレンチレッスンライドNo.18〜

大原ライドのレポートのつづきです。前ヶ畑峠からばびゅ〜んと下って大原へ。高野川のほとりに出たところで酷道R477とお別れ。

ちなみに,このR477はとても面白い酷道もとい国道です。

大阪府の池田市が起点で亀岡を抜けて京北へ。ぐるっと花背をこえて百井峠から大原へ。途中越えで堅田に出て,琵琶湖大橋をわたり,
守山からうねうねと近江八幡をかすめてやがて滋賀と三重の県境に。鈴鹿スカイラインを登っておりて四日市まで続くのですね。

ずいぶん前に自転車車仲間がソロで477をたどるツーリングをしていましたが,池田発で250km,3,500mUpくらい?

夏の日が長いときに一日でカバーする477エクストリームエンデューロなんてのも面白そうですが,途中の近江八幡あたりで一泊して
道中を楽しみながらの旅も楽しそうです。帰りは近鉄を使えば,大阪だけじゃなく神戸でもスムーズに帰れますしね。



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さて,大原のグルメです。

いつもザヴィさんと来るときは,お昼ごはんには帰宅しなければならない彼に合わせてカフェ休憩だけでUターンするのですが,
この日はエミさんも一緒ということで,ランチ@大原。

ボクのお気に入りの『クルム』の席を予約ずみ。



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京都バスの大原のターミナルにほど近い川沿いのお店ですが,三千院と寂光院のちょうど中間にあたることもあって,徒歩の観光客も
とても多い場所。でも,お店は川のほとりの畑の前にあって,とても静かなロケーション。

大原自体は日本全国に名前が知られている大観光地ですが(しかも世界遺産!),そのど真ん中にあって,このたたずまいというのは
ほんとうに得がたい立地と思います。

しかも,「料理・甘味・接客」のどれをとっても,きちんとしていて温かみが感じられるのですね。

京都の街中から移住されてきた若いご夫妻のお店ですが,以前ボクがこのブログの記事『ボクがカフェに行く理由』で書いたように,
「消費者として一方通行で娯楽を与えられる,マーケティング優先の施設」ではなくて,「地域の人たちが生活を楽しんでいる場所に
成り立つ,地方色が豊かなお店」という趣(おもむき)がしっかりある良店。

もちろん,これからアフターコロナの時代になって,さらに人気に拍車がかかったときに,どんなふうに「おもてなし」の質と量の
バランスをとられるかは大きな課題だと思いますが,大原の土地を愛して営まれていることがちゃんと伝わるお店なので,きっと
良い方向で変わらず定着されるはず。

ランチをとられているお客さんがカジュアルシックな服装の女性のひとり客やグループ客(しかも,たぶん地元の京都の方)が大半というのも,
このお店の扉が「お店を育てる顧客」に向かって開かれていることを示していると思います。

美味しく料理をいただいて,楽しくおしゃべりしているときに感じる空気がホントに心地よい!



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この日は幸運なことに,ザヴィさんの門限にはさらにまだ時間の余裕があったので,『クルム』の魅力的なデザートはぐっと
ガマンして,ほんの少し南にくだって『豆の木』へ。

やはり大原に来たからには,エミさんにもあのセンスがよくフレッシュな『豆の木』タルトを味わってもらわなければ。

いつもより到着が遅くランチの後の時間なので,もしかするとタルトたちが売り切れに?と心配でしたが,大丈夫!
いつものように見てよし味わってよしのタルトがショーケースに並んでいて,奥さまの説明をうかがって,しばし選択に悩むのも
また楽しい(笑)

けっきょく3人ともジューシーなリンゴが香ばしい『タルト・ノルマンド(ノルマンディー風タルト)』をチョイス。



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屋内には薪をくべた暖炉もあって,お店のご夫妻とのほんわか面白会話もはずみ,身も心もあたたくなったのでした。

う〜ん,やっぱり『豆の木』さん,いいなあ!夏にお邪魔したときにご夫妻との距離が縮まって,さらにボクらにとっては
居心地のよい場所になりました。ザヴィさんの新居が完成して何か集まりができるなら,お二人にもぜひ参加していただきたい!
これはザヴィさんと相談しなければ。



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大原を出たあとは,さすがにシンデレラタイムが近づき,ザヴィさんも急いで家路に。

ボクらは出町柳でザヴィさんと別れて,大徳寺のそばの今宮神社に寄り道して帰ったのでした。



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ああ,しんどくて(峠が)やがて美味しき京都のサイクリング。こういうパターンもイイですね。逆は困るけど(笑)



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次は,叡電の駅やその周辺のレトロなスポットをつなぐツーリングも良さそうです。八瀬の駅のあたりから東山のふもとの
小道をつないで蹴上(けあげ)のインクラインあたりまで,のんびり写真撮りながらなんていいかも。ルート考えよっと!





Commented by 土建屋nao at 2021-12-21 19:02 x
ペダルさん、こんばんは。
記事の内容で『「消費者として一方通行で娯楽を与えられる,マーケティング優先の施設」ではなくて,「地域の人たちが生活を楽しんでいる場所に成り立つ,地方色が豊かなお店」』に大変共感しておりました。
僕の地元でも『それらしいお店(笑)』が増えてきて、淡路島を走るサイクリストは地元の商店など気にならない方々が多くて少し哀しい気持ちでございます。
全ての人がそうではないでしょうが、多くの方に共感できると嬉しいなぁって思っております。
Commented by pedalweb at 2021-12-21 20:07
naoさん,書き込みありがとうございます!

淡路島とくに西海岸の『それらしいお店』わかります(笑)

地元のことを長期的な展望でちゃんと考えたうえで進出してくるなら歓迎されるのでしょうけど,たぶんそうではないんでしょうね(嘆)

サイクリスト目線でいうと,ああいうお店はくつろぎにくいですし,皆さん実際あまり立ち寄りたいと思わないのではないでしょうか?

そういう意味で,東海岸に比べて西海岸の方こそ,まだまだ大きな可能性があるようにも思えます。

和歌山北部にあるような,地元ならではの新旧の良さを味わえる居心地の良いカフェや飲食店って,すごく需要があると思うのですが。

淡路島の若い人に期待したいですね!
Commented by リキ at 2021-12-21 21:54 x
大原の豆の木さん,すてきなお店でしたね。

夏にうかがって以来,時々思い出しては「また行きたい!」「地元でもあんな店を見つけて応援したいな」とつぶやいています。
Commented by pedalweb at 2021-12-21 22:18
リキさん,ありがとうございます。

ジュンさんガイドの夏のサイクリングも楽しかったですよね!

次回の京都はいつどこで?と,いろいろ考えてはいます。もちろん『豆の木』も他の楽しいスポットも「どうだい!」を満喫していただかなければ。

ご希望でしたら百井峠もオプションに入れますので,ご遠慮なく(笑)
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by pedalweb | 2021-12-21 09:34 | ツーリング/ポタリング | Comments(4)